2018年3月18日日曜日

ワカメ再考



さてクイズです。
イノシシ、エビ、サケ、餅、そして、ワカメと言えば?
そう!どれも美味しい食べ物です!
も確かに正解ですが…「牛肉は好きだけど、イノシシは苦手」という人もいますよね。
となると、ホントの正解はですね「ぼたん」です。ぼたん。
えっ!?ぼたんって何よ?ですよね。
でも、もう一度、冒頭のクイズを読み直してみてください。
イノシシ→ぼたん肉、エビ→ボタンエビ、餅→ぼたん餅。ほら少しずつ共通項が見えてきた。どちらも牡丹の花の色や仕上がりに由来する
けど、サケは?
すべては牡丹に通ず?
これはですね。秋田だけかもですが、サケのことを「ぼだっこ」と呼ぶんです。正確には「塩鮭」、しかも物凄く塩の効いたしょっぱい「塩鮭」のことなんですが、その昔、お殿様が「ぼたん肉のような色」、すなわち、塩鮭の色がイノシシの肉のようだと言ったことに由来するとか。
ほら、すべて「牡丹」なんです。
え?忘れてる?
そう、ワカメですよね。問題は!
たしかにワカメと牡丹のつながりは見えにくい。実は、秋田の特に男鹿半島に、晩春の5月から旬を迎える自生ワカメがあるんです。これの「メカブ」の形を指して、専門用語で「ボタメ」と呼ぶんです。

ワカメの形には、ナンブ、ナルト、そしてボタメの3つがあって、ナンブは青森~岩手にまたがる南部地方に、ナルトは鳴門海峡に由来するんですが、ボタメの語源が分からなかった。ぼったりしたワカメ?だとか、いろいろ考えてきたのですが、閃きました。
男鹿産 ボタメめかぶ
フリルの細かさが特徴 
波の荒さによるのかフリルが少ない場合もあります
たしかに牡丹の花びらのよう
主流のナンブに比べて、やや緑の深みが強く、
手ざわりも柔らかいようです

ぼためのめかぶプレート
時計まわりに、天ぷら、お刺身、糸づくり、焼きもの
では、たくしの説を提唱します。
メカブがまさに牡丹の花なんですね。牡丹のようなワカメ→ボタンワカメ→ボタメ。今後は、これを定説とします!
ともあれ、この「ぼためわかめ」。ふつうのメカブよりも、甘くて柔らかで美味しいのですが、自生ワカメゆえ採れる量はごくごくわずか。これまで、その美味さを知るのは男鹿の浜の人達だけ。それが養殖で増やすことが出来るようになってきた。
それに悪玉コレステロールを増やさないオレイン酸だとか、血液サラサラのEPAなど、ヘルシー成分も多いとくれば、ワカメ最高!